西口智子

説教集

祈祷会・聖書の学び ヨハネによる福音書4章27~42節

「幾年か過ぎ、様々な困難―日本では想像できぬ対立、異なる文化や風習、身の危険、時には日本側の無理解に遭遇し、幾度か現地を引き上げることを考えぬでもありませんでした。でも自分なきあと、目前のハンセン病患者や、旱魃にあえぐ人々はどうなるのか、と...
2026説教集ー田中牧師

「永遠の契約」創世記9章8~17節

最近、次のニュースが伝えられた。「ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナで、大学生たちによる日本語の弁論大会が7年ぶりに首都キーウで開かれ、学生たちが戦争の中での経験や思いを日本語で語りました。新型コロナウイルスや軍事侵攻の影響で開催が見送ら...
説教集

祈祷会・聖書の学び ヨハネによる福音書1章35~51節

「生き方には『競争』と『修行』の二つがある。日本人は子どものころからずっと競争させられている。同学齢集団の中で、相対的な優劣を競わせて、評点をつけて、格付けをして、スコアの高い子どもに褒賞を与え、スコアの低い子どもには処罰を与える。そういう...
2026説教集ー田中牧師

「すべてを知っているなら」ヨブ記38章1~18節

「人生百年時代」と言われる。先の敬老の日に、この国で年齢100歳以上の方が10万7677人おられるとの統計が発表された。しかし、昔の謡の詞ではないが「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり/一度生を享け、滅せぬもののあるべきか」。...
説教集

祈祷会・聖書の学び 歴代誌上11章1~9節

「みんながもっている」、「みんながいってる」、子どもが自分の要求を通したい時、しばしば口にする台詞である。「みんなってだれのこと」と聞き返すと、「~ちゃんと、~ちゃん」、「ふたりだけなの?」、「うん」という調子。子どもばかりでなく、大人でも...
2026説教集ー田中牧師

「小羊の血で洗って白く」ヨハネの黙示録7章2~4節、9~14節

この国のジャーナリストが次の文章を書いていた。「毎週土曜日、大学の法学部でジャーナリズムの授業を受け持っている。少人数のゼミ方式。各自が興味のあるテーマを選び、記事を半年弱かけて書いていく。残り3回となった授業内容をどうするか。学生たちに要...
説教集

祈祷会・聖書の学び コヘレトの言葉9章1~18節

「猫」派、それとも「犬」派、と言われるくらい、現代ではペットの代表格である両者、「家族の一員」としての地位も獲得するまでになっている。しかし古代では、とりわけ「犬」はひどい軽蔑の対象だったらしい。この国の諺にもなっている「聖なるものを犬にや...
2026説教集ー田中牧師

「人間に従うより」 使徒言行録5章27~42節

「エスニック・ジョーク」と呼ばれる小咄がある。それぞれの国民性を評する笑い話なのだが、例えばこんな話がある。世界各国の人が乗った船が沈没しかかっている。そこで、船長は各国の乗客を海に飛び込ませようとして言う、アメリカ人に対して「飛び込めばあ...
説教集

祈祷会・聖書の学び コヘレトの言葉3章1~13節

『フーテンの寅さん』映画の中に、寅さんと甥の満男の間で交わされる、こんな台詞のやり取りがある。満男「人間は何のために生きてんのかな?」、寅「何だお前、難しいこと聞くなあ、ええ?」、寅、しばし考える、「うーん、何て言うかな。ほら、ああ、生まれ...
2026説教集ー田中牧師

「最後まで希望を」ヘブライ人への手紙6章4~12節

「仏の顔も三度」という諺がある。上方のいろはかるたの一枚の読み札の文言である。その意味は、「仏さまのように慈悲深く、穏やかな人でも、無礼なことを繰り返すと、さすがに怒るものだ」という教訓を伝える言葉として一般には理解されている。三度までは何...