西口智子

説教集

祈祷会・聖書の学び コヘレトの言葉3章1~13節

『フーテンの寅さん』映画の中に、寅さんと甥の満男の間で交わされる、こんな台詞のやり取りがある。満男「人間は何のために生きてんのかな?」、寅「何だお前、難しいこと聞くなあ、ええ?」、寅、しばし考える、「うーん、何て言うかな。ほら、ああ、生まれ...
2026説教集ー田中牧師

「最後まで希望を」ヘブライ人への手紙6章4~12節

「仏の顔も三度」という諺がある。上方のいろはかるたの一枚の読み札の文言である。その意味は、「仏さまのように慈悲深く、穏やかな人でも、無礼なことを繰り返すと、さすがに怒るものだ」という教訓を伝える言葉として一般には理解されている。三度までは何...
説教集

祈祷会・聖書の学び ヨブ記39章1~30節

先日、次のようなニュースが伝えられた「現生のネコ科動物として100年以上ぶりとなる新種が、南米ボリビアの雲霧林(霧や低い雲に覆われることの多い山地林)で見つかった。論文は9月17日(現地時間)、米科学誌『Current Biology』に掲...
2026説教集ー田中牧師

「福音の希望から」 コロサイの信徒への手紙1章21~29節

敬老の日に寄せての、こういう文章を読んだ「♪季節の花がこれほど美しいことに/歳を取るまで少しも気づかなかった/美しく老いてゆくことがどれ程に/難しいかということさえ気づかなかった…。さだまさしさんの『人生の贈り物』は、年齢を重ねるごとに胸に...
説教集

祈祷会・聖書の学び ヨブ記19章6~27節

皆さんは、気が滅入る時、あるいは腹の立つ時、何をして気分を晴らすだろうか。そのまま「ただ我慢」では、堪えられないだろうし「能」がない。「カタルシス」という言葉がある。古代ギリシア語の「katharsis(カタルシス)」が語源で、もともとは「...
2026説教集ー田中牧師

「ただ一度」ヘブライ人への手紙9章23~29節

先の聖日には「敬老感謝」礼拝を共に守り、礼拝後には、米寿、白寿を迎えられた兄姉のお祝いの会を行い、喜びに満たされた。印象的なのは、お二人がご自身の人生の歩みの中での「原点」を詳らかに語ってくださり、「あの時以来」という人生を決定づける「時」...
説教集

祈祷会・聖書の学び ヨブ記2章1~13節

こういう問いがある。「海賊船の中で一生懸命、仕事をしている船員がいたとする。この船員は善人か、それとも悪人か?」。これはアメリカの神学者、ラインホルト・ニーバーが『道徳的人間と非道徳的社会』(1923年)の中で社会に突き付けた「問い」である...
2026説教集ー田中牧師

「言い尽くせない贈り物」コリントの信徒への手紙二9章6~15節

9月半ばを迎えた。最近の温暖化気候で、まだ「秋」という印象は薄いが、季節を演出する様々な催しも、繰り広げられている。「芸術の秋」、ということで、美術館では特別展、企画展が開催されている。こんな話題を耳にした。「印象派絵画の扉を開いたクロード...
説教集

祈祷会・聖書の学び ナホム書3章1~3、10~19節

こういう新聞コラムを読んだ。「海外取材が長い新聞記者に言わせると、その街にどれほど活気があるかは『交差点を渡る犬のスピードでわかる』とか。車が盛んに行き交う忙しげな街角では、うかうかしているとはねられてしまう。犬も左右に目を配り、素早く渡る...
2026説教集ー田中牧師

「こんなにも早く」ガラテヤの信徒への手紙1章1~10節

先月25日、アメリカのカントリー歌手、ドリー・バートン氏の訃報が伝えられた。トランプ米大統領は、彼女の追悼のため、「アメリカ全土の国旗を1週間、半旗にする」と述べた、という。「カントリー」はアメリカ民謡のひとつとしてよく知られているが、この...