西口智子

2026説教集ー田中牧師

「ただ一度」ヘブライ人への手紙9章23~29節

先の聖日には「敬老感謝」礼拝を共に守り、礼拝後には、米寿、白寿を迎えられた兄姉のお祝いの会を行い、喜びに満たされた。印象的なのは、お二人がご自身の人生の歩みの中での「原点」を詳らかに語ってくださり、「あの時以来」という人生を決定づける「時」...
説教集

祈祷会・聖書の学び ヨブ記2章1~13節

こういう問いがある。「海賊船の中で一生懸命、仕事をしている船員がいたとする。この船員は善人か、それとも悪人か?」。これはアメリカの神学者、ラインホルト・ニーバーが『道徳的人間と非道徳的社会』(1923年)の中で社会に突き付けた「問い」である...
2026説教集ー田中牧師

「言い尽くせない贈り物」コリントの信徒への手紙二9章6~15節

9月半ばを迎えた。最近の温暖化気候で、まだ「秋」という印象は薄いが、季節を演出する様々な催しも、繰り広げられている。「芸術の秋」、ということで、美術館では特別展、企画展が開催されている。こんな話題を耳にした。「印象派絵画の扉を開いたクロード...
説教集

祈祷会・聖書の学び ナホム書3章1~3、10~19節

こういう新聞コラムを読んだ。「海外取材が長い新聞記者に言わせると、その街にどれほど活気があるかは『交差点を渡る犬のスピードでわかる』とか。車が盛んに行き交う忙しげな街角では、うかうかしているとはねられてしまう。犬も左右に目を配り、素早く渡る...
2026説教集ー田中牧師

「こんなにも早く」ガラテヤの信徒への手紙1章1~10節

先月25日、アメリカのカントリー歌手、ドリー・バートン氏の訃報が伝えられた。トランプ米大統領は、彼女の追悼のため、「アメリカ全土の国旗を1週間、半旗にする」と述べた、という。「カントリー」はアメリカ民謡のひとつとしてよく知られているが、この...
説教集

祈祷会・聖書の学び ヨエル書2章1~11節

「その後,空は真っ黒になり,大気はイナゴの大群の翅が触れ合って起こす底深い唸るような音で満たされ,大地にはイナゴが舞い降りた。通り過ぎていった畑はそのままであったが,イナゴが降りた畑は食べ尽くされ,冬と同じように何もなくなった。男たちはため...
2026説教集ー田中牧師

「最高の道」コリントの信徒への手紙一12章31~13章13節

「死の前の水わが手より飲みしこと飲ましめしことひとつかがやく」、長崎で被爆した歌人、竹山広氏の作品である。原爆に焼かれ、死を前にして、そこに偶々行き合わせた歌人が、今にも身罷ろうとする人、まだ年若い少女だったという、他ならぬ私の手からわずか...
説教集

祈祷会・聖書の学び 士師記11章29~40節

こういう新聞コラムを読んだ、「知的障がいのある娘はこだわりが強い。柔らかい枕がお気に入りで、夜中に突然起き上がり、周囲をきょろきょろ。たまに間違えたのか、私のおなかの上にこてんと頭を乗せて眠る。腹の柔らかさが心地よいらしい。ほほ笑ましく、不...
2026説教集ー田中牧師

「キリストの体の一部」エフェソの信徒への手紙5章21~6章4節

今年も8月6日、9日が巡って来た。今日は長崎では81回目の「平和祈念式典」が催されている。かの地のミッション・スクールに勤めている、わたしの同窓の牧師が、常日頃、こう語っている。「この学校の生徒は、8月9日が何の日か、全員が皆憶えて巣立って...
説教集

祈祷会・聖書の学び 士師記5章1~18節

聖画の主イエスの髪型は、大抵、長髪で描かれている。最近の見解によれば、当時の一般的なユダヤ人男性は、髪を短く刈り、ひげも短く整えるのが普通だったとされているので、主イエスもそういう風貌をしていた可能性が高いと考えられる。バプテスマのヨハネは...