西口智子

2025説教集ー田中牧師

「土の塵で人を形づくり」創世記2章4~9節、15~25節

ある幼稚園の先生が記している「純粋な粘土は、触れると手がスーッと軽くなるように感じます。まるで手にたまった邪気や電磁波なども吸い取ってくれるかのよう。子どもたちはひたすらこねたり、撫で回したりしながら『気持ちいい!気持ちいい!』を連発してい...
新着情報

祈祷会・聖書の学び マタイによる福音書26章47~56節

かれこれ20年以上前、教会の有志と共に沖縄を訪れた。毎年、夏休みになると、かつて教会で共に礼拝を守り、その後、様々な事情で他住している古い友人を問安する旅を行っていた。今では懐かしい思い出である。懐かしい友人との再会、という目的の他に、私た...
2025説教集ー田中牧師

「涙をことごとくぬぐわれる」ヨハネの黙示録7章9~17節

10月の初旬は、別名「ノーベル賞週間」と言われように、連日、かの有名な賞の受賞者が発表され、その名が世界のマスコミに大きく報道される。「聖書に登場する男性名シメオンはサイモンやシモンの名の由来で原義は『耳を傾ける』。海外でよく関係を聞かれる...
説教集

祈祷会・聖書の学び マタイによる福音書25章1~13節

「毎日難儀なことばかり/泣き疲れ眠るだけ/そんなじゃダメだと怒ったり/これでもいいかと思ったり/風が吹けば消えそうで/おちおち夢も見られない」、この10月からの朝ドラのオープニング曲「笑ったり、転んだり」の一節である。デュオグループ、ランバ...
2025説教集ー田中牧師

「どのように倣えば」テサロニケの手紙二3章6~13節

「神は時間を造られたが、悪魔は時計を造った」。バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂の主任彫刻家である外尾悦郎氏の言葉である。1882年(明治15年)に着工され、140年以上経った現在もなお建築工事が続いているが、設計した建築家ガウディの没後...
新着情報

祈祷会・聖書の学び 使徒言行録20章1~16節

「航海日誌(ログ・ブック)」と呼ばれる記録文書がある。船舶の運航に関する情報を記録した重要な書類であり、船の位置、針路、速力、天候、船の状況などを時系列で記録する。これは「船員法」により船長に備え付けが義務付けられて、特に海難事故発生時には...
2025説教集ー田中牧師

「愛されている子として」エフェソの信徒への手紙5章1~5節

ようやく秋の訪れを感じる日々を迎えた。この季節、子どもの頃の楽しみは、遠足であった。小学校一年の時の遠足は、学校近くのお寺が目的地で、そこでただ弁当を食べるという地味なイベントだったが、帰りには雨が降り出し、ビニール風呂敷を頭にかぶって(な...
新着情報

祈祷会・聖書の学び 使徒言行録17章1~15節

落語に「三方一両損(さんぽういちりょうぞん)」という噺がある。江戸時代、名奉行の誉れ高い大岡越前守の裁定として伝えられる逸話が元であるという(真偽のほどは定かではない)。左官の金太郎が道端で拾った大枚三両入りの財布を、正直にも、落とし主の大...
2025説教集ー田中牧師

「憐みは裁きに」ヤコブの手紙2章8~13節

「暑さ寒さも彼岸まで」、と言われるようにようやく秋が到来した風情である。辺りが涼しくなると、木々の葉も色あせて来るように感じられ、もの悲しさも感じる季節である。「惻隠の情」という言葉がある。中国の思想家、孟子の『性善説』(最近、旗色が悪い)...
新着情報

祈祷会。聖書の学び 使徒言行録14章1~28節

秋到来、爽やかな大気のもと、野山を散策するのによい季節、登山に赴く人も多い。懐かしソングの『雪山賛歌』に、「テントの中でも月見はできる、雨が降ったら濡れればいいさ」という歌詞があるが、そこまで自然を達観できる姿勢こそが、山人の心と言えるだろ...