説教集

2025説教集ー田中牧師

「聞くには聞くが」マタイによる福音書13章10~17節

こういう統計がある。「20分後には42%、1時間後には56%、24時間後には74%1週間後には77%、1ヶ月後には79%」、これは「エビングハウスの忘却曲線」呼ばれる数字である。19世紀のドイツに生まれた心理学者ヘルマン・エビングハウスが発...
2025説教集ー田中牧師

「幼子の口に賛美を」マタイによる福音書21章12~17節

「満ち足り愉快な気持ちを表す『楽しい』という言葉の語源は諸説ある。一説によると、手(た)を伸ばして喜ぶことに由来する(日本語源大辞典、小学館)。そんな伸びやかな心境を指す言葉が、政権のスローガンに登場した。石破茂首相が施政方針演説などで掲げ...
2025説教集ー田中牧師

「暗闇に住む民は」マタイによる福音書4章12~17節

今年、阪神・淡路大震災から30年の時を経た。かつて学生時代、被災し倒壊したその町で暮らし、毎日、往来した懐かしい場所であった。今まで、ここには大きな災害は来ないと信じられていた都市(まち)で起こったゆえに、計ることのできない自然災害の猛威を...
2025説教集ー田中牧師

「ガリラヤ中を回って」マタイによる福音書4章18~25節

ある中央紙にこういうコラムが掲載されていた。「長いものには巻かれろ――。『強大な権力を持つ人には逆らわず、従っておいた方が良い』との格言である。象の長い鼻に巻かれた猟師が抵抗せず、そのままの体勢で、襲いかかってきた獅子を弓矢で退治した中国の...
2025説教集ー田中牧師

「今は止めないで」マタイによる福音書4章13~17節

「門松は(正月は)冥土の旅の一里塚」という歌がある。一休禅師の作と伝えられるが、しばしばこの世の無常さを教え諭す言葉と解釈される。もっとも正月早々に、皆がおとそ気分で浮かれている中、どくろを手にして巷間を歩き回った人とも言われるので、へそ曲...
2025説教集ー田中牧師

新年礼拝「わが子を呼び出した」マタイによる福音書2章13~23節

謹賀新年、新しい年に、主の豊かな祝福と導きとを祈りたい。「凧、コマ、ビー玉」とくれば、かつての子どもの遊びの定番である。かつてお正月休みに兄弟や近所の友人と楽しんだ記憶を、懐かしく思い出される方も多かろう。「凧、コマ、ビー玉」というたわいも...
2024説教集ー田中牧師

「いちばん小さい」マタイによる福音書2章1~12節

年の瀬を迎えた。歳末ともなるとしきりにこの一年の回顧がなされるのが、この世の常である。この国のある補聴器メーカーが、毎年この時期に今年の「こころに残った音」アンケート調査結果を発表している。「世の中には様々な 『音』 が存在しています。そし...
2024説教集ー田中牧師

クリスマス・イヴ礼拝 「光は暗闇の中で」ヨハネによる福音書1章1~14節

祝クリスマス、夕べのひと時、皆様方と共に、主のご降誕を喜ぶことの幸いを感謝したい。クリスマスにツリーを飾り、そこに火を灯して祝うという習慣は、宗教改革者マルティン・ルターに始まると言われる。冬至の頃の夜のとばりは早い、辺り一面、闇に沈む森の...
2024説教集ー田中牧師

クリスマス礼拝「その名はインマヌエル」イザヤ書7章10~14節

祝クリスマス、今年も主のご降誕を迎え、喜びの内に皆さんと共に、この時を過ごせることを感謝したい。「共に喜ぶ」、これはいつもあたりまえにできることではない、ここ数年来、世界が病気や災害、戦争という嘆きや悲しみの中に置かれて、あらためて見えて来...
2024説教集ー田中牧師

「お言葉のとおり」士師記13章2~14節

師走のこの時期になると、毎年、一年の締めくくりの意味をこめて、「この年の世相」がいろいろ取りざたされる。世相とは人間のあり方、生き方の現れなので、流行は「ことば」に最も端的にあらわされると言えるだろう。今年のユーキャン「新語、流行語大賞」に...