2019説教集-田中牧師-

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「更にまさったものを」ヘブライ人への手紙11章32~12章2節

教会暦では、10月の最終聖日から「降誕前節」と呼ばれる季節を迎える。そろそろクリスマスのことを心に思い浮かべましょう、心の準備を始めましょう、というのである。後一カ月余りで、アドヴェントを迎える。新しい年の始まりである。アメリカ、ニュース雑...
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「何も持たずに」 テモテへの手紙6章1~12節

「命あっての物種」と言われる。「命(いのち)」は本来、「いのうち」だったという。「い」は、すなわち「飯(い)」、ご飯を指す。「うち」は今でも「頑張れるうちは働く」などと、よく使われる。敢えて言えば「~までは」。生きていく、とは「ご飯を食べら...
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「すべてに加えて」 コロサイの信徒への手紙3章12~17節

「三倒れ」というものの喩えがある。「京の着倒れ、大阪の食い倒れ、そして東京の飲み倒れ」。「着倒れ」は、着るものに金をかけすぎて財産をなくすこと。「食い倒れ」は、食に金をかけすぎて財産をなくすこと。「飲み倒れ」は、酒場が多く、飲み過ぎて身上を...
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「十字架のほかに」 ガラテヤ信徒への手紙6章14~18節

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる。日々に秋めいてくる季節を迎えた。今年の夏も暑かった、何度、口にしたことだろう。「甲子園」というと夏の季語になっているほど、この国の風物詩である。兵庫県西宮の甲子園球場で開催される高校野球大会である。しかし「...
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「キリストの真実にかけて」 コリントの信徒への手紙二11章7~15節

こういう諺がある「いつまでもあると思うな、親と金」。40年前に亡くなった私の祖母の部屋の、押し入れダンスの引き出しに書かれていた文言である。それに続けて「あるに任せて足るを知れ」。他人の目につかない押し入れの中に記されていたということは、自...
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「だれ一人自分のために」 ローマの信徒への手紙14章1~9節

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるが、まだ残暑の日々が続いている。この夏も酷暑であった。皆さんの中で、暑さに対処する秘訣をお持ちの人はあるだろうか。例えば、暑さ対策ということで、いろいろ商品が売り出されている。今年は小さな扇風機を持って歩いて...
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「聞いて忘れて」 ヤコブの手紙1章19節~27節

下関の壇ノ浦に『耳なし芳一』の伝説が伝わる。文学者、小泉八雲が紹介して有名になった。平家の怨霊に取りつかれた琵琶法師、芳一が、魔から逃れるために、体中にお経の文言を書き記される。ところが耳だけは書き忘れた。どこかに欠けがある人間の現実が喩え...
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「水の中を通って」ペテロの手紙一 3章13~22節

盛夏の時期である。昨今の非常な暑さを表す言葉、皆さんはどのくらい思い浮かぶだろうか。「猛暑」、気温35度以上に時の「気象用語」でもある、「酷暑」、「激暑」「劇暑」「炎暑」、考えただけで熱中症になりそうである。来年、夏開催の東京オリンピックの...
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「真実の協力者」フィリピの信徒への手紙 4章1~3節

こんな新聞コラムを読んだ(毎日新聞2019.7.31)、「2060年までは世界は終わらない」。こう予言したのは、どこかの新興宗教の教祖ではない。古典物理学の父、ニュートンその人だった。むろん物理学者としての見解でなく、聖書の記述からの推論で...
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「自分を欺いて」ガラテヤの信徒への手紙 6章1~10節

映画人、伊丹万作氏の著作に、『戦争責任者の問題』という短文がある。「さて、多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。私の知つている範囲ではおれがだましたのだといつた人間はまだ一人もいない。ここら...