西口智子

2020説教集ー田中牧師-

「この人に現れる」ヨハネによる福音書9章13~41節

全国老人福祉施設協議会が、60歳以上の男女を対象に募集した「60歳からの主張」川柳部門の入賞作の一つ。「白内障 術後に知った妻のシワ」。顔に刻まれた年輪を見てどう思ったのか聞いてみたい。それまで「見えている」と思っていたことが、単なる「思い...
2020説教集ー田中牧師-

「誘惑する者が来て」マタイによる福音書4章1~11節

ことなく、一人の幸せが守られる、荒れ野のただ中に、そのような幸いを与えられるのであ三月を迎えた。この月の声を聞くと、実際の気温や気候にかかわらず、心なしか暖かな気持ちになって来る。西日本新聞にこうした記事が載っていた。「日々の空模様は気にな...
2020説教集ー田中牧師-

「何の役にも」 ヨハネによる福音書6章1~15節

私は、家内から度々注意される。「あなたは謝らない、ごめんなさいが言えない」。子どもへの小言のようで聊かむっとするが、「そうだな」と思う。「間違い」を認めるのは、そして「謝る」のは、ささいなことでも大変である。この町出身のクリスチャン詩人、八...
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「良くなりたいか」 ヨハネによる福音書5章1~18節

「お金、家族、健康、仕事」どれも大切であるが、どれかひとつ、あなたにとって最も大切なものを選べと言われたら、どれを選ぶか。少し以前に、ある大学の社会学研究室が、世界各国民の価値観を調査する際に用いた質問項目である。この国の人々が圧倒的に選ん...
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「自由にする」 ヨハネによる福音書8章21~36節

「標語」というものがある。別名「モットー」とか「スローガン」とも言われる。会社や学校、組織の目標や方向が示される。「ぜいたくは敵だ」という標語は、戦時中のよく知られた「標語」である。なぜ有名かと言えば、これに一文字加えた人がいたのである。「...
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「あなたの熱意が」 ヨハネによる福音書2章13~25節

「年をとってよかったと思うことは…」、皆さんなら何と答えるだろう。「良かったことなど何もない」ではちと寂しすぎる。世の中の50~60代の方から、こんな答えが返って来たそうである。「多くの人と出会えたこと。人生の悲哀がわかってきた。お金はない...
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「水をくんだ者は」 ヨハネによる福音書 2章1~11節

こんな話題がある。「とある朝のラッシュアワーに、野球帽を被ったひとりの男性が地下鉄ワシントンメトロのランファン駅構内でヴァイオリンを弾き始めた。演奏が始まって間もなく、ひとりの中年男性が、足を止めました。しかし数秒後にはその場を離れました。...
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「来なさい、そうすれば」 ヨハネによる福音書1章35~51節

オリンピックの開催年であるが、イソップの寓話にこういう話がある。オリンピックの発祥地らしい話である。郷里でいつも、「もっとがんばれ」、とけちをつけられていた五種競技の選手が、ある時、海外遠征に出て、しばらくぶりで帰ってきた。男はあちこちの国...
2020説教集ー田中牧師-

「見よ、神の子羊」ヨハネによる福音書1章29節~34節

「ローマの休日」という言葉を聴くと、皆、あの有名な映画のことを思い起こすであろう。若きオードリー・ヘプバーンが主演し「大人の童話」にも譬えられた。古い歴史の町。ローマの名所旧跡が隈なく映し出され、本当の主役は、実は「ローマの町」そのものだと...
2020説教集ー田中牧師-

「あふれる豊かさの中に」 ヨハネによる福音書1章14~18節

謹賀新年、主の平安の内に新しい年を迎えられたことと思う。昨年の新語、流行語大賞は、ラグビーがらみの言葉がいくつも取り上げられた。人気の点でいま一つと危惧されながらのワールドカップ開催ではあったが、大方の予想に反して思いがけなく好成績を収めた...