西口智子

2020説教集ー田中牧師-

「イエスは来て」ヨハネによる福音書21章1~14節

山口県の郷土料理に「うずめ飯」という品目がある。一見、ご飯にただ出汁を掛けた具のないお茶漬けに見える。ところが、ご飯の下には、新鮮な鯛や野菜が隠して敷き詰められているという具合である。この食べ方の起源については、質素倹約を強いられた江戸時代...
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祈祷会・聖書の学び ペトロの手紙一5章1~14節

毎日新聞4月8日付の「余禄」にこういう文章が記されていた。昔の寺子屋の絵を見ると、自由というか、雑然というか、実におおらかなものである。机の置き方もみんなばらばら、まじめに手習いをする子、いたずらや落書きに熱心な子、師匠の後ろで立たされてい...
2020説教集ー田中牧師-

「鍵をかけていた」ヨハネによる福音書20章19~31節

こういう新聞コラムを見かけた。「国民に在宅を促すため、大統領の命令でライオンとトラ800頭が全土に放たれた」。新型コロナの感染防止に、大統領が外出自粛を呼び掛けているロシアで広まったうわさだ。世界中で犠牲者が急増しているコロナ禍は大災害に匹...
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水曜祈祷会・聖書の学び ペトロの手紙一2章1~10節

皆さんに「おふくろの味」といえる食べ物があるだろうか。決して高価ではないが、美味しく、懐かしい郷愁の味である。私の世代ならば、「煮物や煮付、漬物、味噌汁」の類だろう。以前、あるアメリカ人と「おふくろの味」について話した時に、彼は「ステーキか...
2020説教集ー田中牧師-

イースター・メッセージ「まだ理解して」ヨハネによる福音書20章1~10節

祝イースター。今年の「受難節」は、まさに世界中が「受難」の時を経験したような趣がある。毎年、アドヴェントでもレントでも、教会暦にふさわしい何らかの出来事に、私たちは導かれるものだが、今年は聊か、重すぎる「受難節」でもあった。しかも、今もなお...
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「受難週祈祷日奨励」ローマの信徒への手紙5章12~21節

「水を持ってきてくれる人はそのいれものをこわす人でもある」。アフリカのガーナのことわざだそうだ。水を手に入れるのが容易ではない地域である。井戸や川まで長い距離を歩いて水をくみにいく。重労働である。それを厭(いと)わず何度もくみにいく勤勉な人...
2020説教集ー田中牧師-

「自分の考えで」ヨハネによる福音書18章28~40節

こういう新聞コラムを読んだ。「巣ごもり消費」というらしい。新型コロナウイルスの感染拡大で外出を控えて自宅で過ごす人が増え、家で食べるカップ麺や冷凍食品、総菜などの売り上げが大きく伸びている。缶ビール類もよく売れているという。宴会が自粛され、...
2020説教集ー田中牧師-

「一粒の麦は」ヨハネによる福音書12章20~36節

こんな話がある。ある小説家の娘を好きになり、結婚を許してもらうべく、青年が小説家のもとを訪ねた。挨拶しひととおりの話をした後、「ちょっと待っていなさい」と小説家は席を立った。程なくお相手の娘さんが部屋に入ってきて、「答えは背中に」というので...
2020説教集ー田中牧師-

「人々の中に」ヨハネによる福音書12章1~8節

最近「テレ」という言葉がよくマスコミから流れて来る。「テレワーク、テレフォン、テレビジョン」等の言葉には、「テレ」というギリシャ語の接頭辞が付けられている。この「テレ」とは「離れた」という意味である。遠く離れたところでも、「音が聞こえ、映像...
2020説教集ー田中牧師-

「だれのところに」ヨハネによる福音書6章60~71節

東北の大きな震災から9年を経た。青森の新聞がこう伝えていた。「東日本大震災から9年になるのに本県には、岩手、宮城、福島の被災3県からの避難者が2月時点で262人もいる。発災当時の約1200人からは相当減ったが、本県の親戚や知人宅に身を寄せる...