2022説教集-田中牧師

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「命を献げるために」マルコによる福音書10章32~45節

世界第2位の経済大国。日本は長くこう呼ばれていた。高度成長を支えた世代は誇らしく思ったことだろう。名目国内総生産(GDP)で他国に抜かれ、3位に定着して久しい。すっかり経済大国の面影は薄れたが、別の分野では今も大国と呼ばれている。プラスチッ...
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祈祷会・聖書の学び マルコによる福音書12章28~44節

田舎で、現地の人に道を尋ねると、親切に教えてもらえるが、大抵「すぐそこ」と言われる。「何だ、近いのか」と安心して行くと、中々目的地に着かないで、小一時間程してようやく到着する、なんてことがある。「遠い、近い」は感覚的なものだから、距離にかか...
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「姿が目の前で変わり」マルコによる福音書9章2~10節

「にこやかに マスクの下で 『うっせぇわ!』」。目には笑みを浮かべながら、マスクで隠れた口では動画サイトで話題になった曲の歌詞に合わせて悪態をつく。現実にもありそうな光景が、切り取られている。ある生命保険会社が公募した「サラリーマン川柳」の...
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祈祷会・聖書の学び マルコによる福音書11章1~11節

小さい頃読んだ(見た?)、「岩波の子どもの本」シリーズの中の一冊に、『ツバメの歌・』ロバの旅』という題名の絵本があった。今でも出版されているかもしれない。この絵本は、2つの別の物語が合本されているという体裁で、異なる話が並べられており、どう...
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「だれにも話さないように」マルコによる福音書8章27~33節

最近、日常生活の変化から、しばしばいろいろな人々の「おうちごはん」が話の種にされる。コロナでなくても、本業とは別に、自分の家で料理を作って、誰かにふるまうことを楽しみにした有名人も多い。画家のロートレックもその一人でだが、彼は自分のレシピ本...
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祈祷会・聖書の学び マルコによる福音書9章30~50節

「学校で学んだ勉強を、全て忘れてしまった後、それでも残っている事柄が教育である」という定義がある。確かに、この年齢になると、学校で学んだこと、特に教科書の文章など、ほとんど忘れてしまっている。それでも本当に一つか二つ、今でも時折、思い出す学...
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「内輪で争えば」マルコによる福音書3章20~27節

こんな話がある。縄文時代のある遺跡から人骨が出土した。年齢は十五歳程度の女性の人骨であった。おそらく小児麻痺を患ったのだろう、手足の骨が細く、とても華奢だった。労働には適さない。しかし、彼女はたくさんの貝製の腕輪をはめ、首飾りをして葬られて...
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「霊は送り出した」マルコによる福音書1章12~15節

1995年、みなさんが生まれた頃、狼たちはイエローストーン国立公園に再び放されました。7年間ずっといなかった後のことです。その頃、鹿の数はとても増えていました。なぜなら鹿の命を脅かす存在がなく、彼らが食物連鎖のトップに君臨していたからです。...
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「イエスは眠っておられた」マルコによる福音書4章35~41節

二月も末を迎えた。教会に植えられた水仙も青い芽を出し、茎も伸びて、程なく一斉に花を咲かせようかという風情である。春が待たれる頃であるが、「山眠る」北国ではなおも寒波が居座り、雪が解け、堅い氷が緩むまで、今一時の忍耐が必要である。北国の方々の...
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「群衆に阻まれて」マルコによる福音書2章1~12節

最近、こういう文章を読んだ。「ネズミはどうやら仲間思いらしい。海外での研究によると、仲間のネズミが閉じこめられているのを見れば、救出しようと試みるそうだ。エサを見せた場合でも、仲間の救出を優先する傾向があるようで、何の得がなくても、仲間を救...