2022説教集-田中牧師

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「世界祈祷日」礼拝「災いの計画ではない」エレミヤ書29章1~14節

『ぐりとぐら』という絵本を目にされたことがあろう。この絵本の挿画を担当したイラストレーターの山脇百合子(やまわき・ゆりこ)氏が9月29日亡くなられ、訃報が伝えられた。享年80歳だったという。この本が出版されたのは1963年だというから、すで...
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「揺るぐことなく」コロサイの信徒への手紙1章21~29節

皆さんに「忘れられない場所」と呼べるような特別の所はあるだろうか。自分の生まれ、育った家、あるいは毎日通った学び舎、遊び場、さらにたまたま旅行で訪れた観光地や国々、あるいは戦場、空襲の体験、あるいは難民キャンプ、人それぞれだろうが、「忘れら...
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祈祷会・聖書の学び マタイによる福音書23章1~12節

「反面教師」という言葉がある。手本であるべき立場なのに、悪い影響しか与えないので見習うべきでない人のことを指す。辞書で調べるともう少し詳しいニュアンスが説明されている。「非教育的な反面をさらけ出すことによって、かえって生徒に一種の感化を与え...
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「まことのものの写し」ヘブライ人への手紙9章23~28節

最近、話題となった絵画に『サルバトール・ムンディ(世界の救世主)』と呼ばれる作品がある。クルミ板に油彩で描かれ、大きさ45.4 cm×65.6 cm程の比較的小さな絵である。ルネサンス風の青いローブを着用した人物が、右手の指を十字に切り、左...
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祈祷会・聖書の学び マタイによる福音書21章1~17節

自分たちの身近にある、ごく日常の風景を、殊更、芸術の対象にするという発想は、近代になるまでなかなか生じてこなかった。音楽も絵画もみな、現在のメディアのように、壮大な神話、偉大な英雄の生涯、大戦争等、人の目を引く歴史的大事件を題材にし、それを...
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「豊かに蒔く人は」コリントの信徒へ手紙二9章6~15節

「福、笑い」「風さやか」「恋の予感」「青天の霹靂」「新之助」「くまさんの輝き」、これらはすべて、私たちになじみ深いある食品のネーミングである、何の名前か。答えは「お米」である。9月も下旬となり食料品店でも、今年の「新米」が棚に並んでいるのを...
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「人々からでもなく」ガラテヤの信徒への手紙1章1~10節

芸術の秋と言われる。フランス、ルーブルにある名画『モナリザ』は、いろいろ災難に付きまとわれている。20世紀に入ってからも、スプレー塗料を吹き付けられたり、ティーカップが投げつけられたりといった事件に見舞われ、つい先ごろ(5月29日)も、ケー...
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「無に等しい」コリントの信徒への手紙一13章1~7節

「後悔先に立たず」と言われるが、「あとは野となれ山となれ」とはなかなか思い切れず、悔やんでも仕方のないことで、後で思い悩むのが人間というものであろう。「自分に正直な人生を生きればよかった」。「働きすぎなければよかった」。「思い切って自分の気...
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「地の果てにまで」使徒言行録13章44~52節

こういう文章を読んだ。「逃げることは生きることです油虫」秋元倫。夏の季語となっているこの虫。農作物などに付くアブラムシではない。テカテカと黒く光り、高温多湿の今まさに活動の最盛期を迎えた“あいつ”である。とにかく嫌われ者だ。名前を口にするの...
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「後になると」ヘブライ人への手紙12章3~13節

かつて「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と評される華麗なファイティング・スタイル(戦い方)で世界王者となったプロボクサーがいた。その最晩年には、アメリカのアトランタで開催されたオリンピックで、最終ランナーからトーチを受け取り、聖火台に火を灯...